ベルリン・フィル八重奏団

設立以来約70年というこの団体は、ベルリン・フィルの中でも最も歴史のある室内楽グループの一つ。
ヴァイオリンはレーンの時代まで遡るのだろうが、私はマレチェクの頃しか実際には知らないし、それ以外にも、シュピーラーやガブリロフ、ブラウンシュタインがメンバーだったこともあるようだが録音もあまり残されていない。シュピーラーはブルッフの七重奏曲(DG)、ガブリロフはベートーヴェンやシューベルトの録音(Nimbus)があったと記憶する。
また、管楽器メンバーの変遷は私が知る限り(抜けがあるかも知れないが)下記のようになっている。
○クラリネット:ビュルクナー →シュテール →(ライスター) →ブラントホファ →フックス
○ファゴット:ローテンシュタイナー →ブラウン →レムケ →ダミアーノ
○ホルン:ケップ →ザイフェルト →マスクニティ →バボラク
さて、ベルリン・フィルのHPによると、この団体の正式名称は<Philharmonische Oktett>で、下記のメンバーが記載されている(2009/1/15現在)。
http://www.berliner-philharmoniker.de/berliner-philharmoniker/kammermusikgruppen/ensemble/ensemble/philharmonisches-oktett/
Vn:ブレム(Peter Brem)、Vla:シュトレーレ(Wilfried Strehle)、Vc:イゲルブリンク(Christoph Igelbrink)、Cb:ライネ(Esko Laine)、Cl:フックス(Wenzel Fuchs)、Hr:バボラク(Radek Baborak)、Fg:ダミアーノ(Daniele Damiano)、そして何と、事実上のリーダーであるナストゥリカ(Lorenz Nasturica-Herschovici)の名前は記載されていない(写真には写っている)。ナストゥリカは1962年ブカレスト生まれで、1992年よりミュンヘン・フィルのコンマスを務めている。
現在来日中のメンバーは、ナストゥリカ以下6名は上記の通りだが、ファゴットはダミアーノではなくベンツェ・ボガニーになっている。以前にも代役としてトロークが来日したこともあったので臨時メンバーなのだろうか・・。ただし、先月のExtonの新譜、ベートーヴェン:七重奏曲・六重奏曲(2008.7録音)では、ファゴットはボガニー、また、2ndヴァイオリンはブレムではなくトマシーニになっている。なお、ボガニーは、ヴァッツと並ぶミュンヘン・フィルの首席。
実は、このCD、購入しようかどうかずっと迷っていたのだが、ボガニーをご存知の東フィル首席の黒木綾子さんのブログhttp://ayacooo.exblog.jp/で絶賛されていたので買ってみることにした。
*ベルリン・ゾリステンとの混同があったため、一部修正(2009/1/20)。

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