新世界/山田和樹=読響

録画しておいた「読響プレミア」を観た。曲目等は下記の通り。
○ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調作品95「新世界から」
○指揮:山田和樹
○管弦楽:読売日本交響楽団
○収録:2022年3月3日/サントリーホール

山田の指揮はこれまでのイメージとはやや異なり、テンポを揺らし大きな緩急を付けつつ、弱音を活かし、大きなクレッシェンドなどダイナミクスの幅を付けた「濃い」演奏だった。
第三楽章では棒を止め表情だけで指揮したり、全般的に力を抜く(オケに任せる)箇所と思い切りオケを引っ張り、煽る場面などの対比が興味深かった。

読響もなかなか優れた演奏だったと思う。ただし1番オーボエとコーラングレはエキストラ。
メンバーは、コンマス:林、木管:ドブリノヴ、古部(エキストラ)、金子、井上、ホルン:日橋(103ではなく107を使用)各氏。
コーラングレをN響池田さんが吹いていたのには驚く。もちろん素晴らしい演奏だった。

舞台、木管周辺にはかなりのマイクが立てられていたが、やや不満だったのはそのバランス。
もちろん実演に近いものではあるのだろうが、高級オーディオで聴く人よりもテレビのスピーカーで聴く人の方が多いであろうことを考えると、もう少し木管楽器を強調しても良かったのではないかと思う(私の耳が悪くなっているせいもあるが、普通のボリュームではフルート・ソロなどほとんど聴き取ることができず思わずそのたびにボリュームを上げてしまった)。

さらに、カメラワークにもいささかの不満があった。
第二楽章のコーラングレ・ソロとか第三楽章のティンパニなどは、少なくとも全景でも良いので当該奏者を映して欲しい。
ウラのパートはまだ良いとしてもまったく関係のないパートが映し出されると興醒めする。


なお、今回の放送は、
(地上波)日テレで、6月23日(木)2:29~3:29/水曜深夜に放送されたが
BS日テレ 7月2日(土)朝7:00~8:00にも放送される。

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