BPhヨーロッパ・コンサート2022

録画しておいた「プレミアムシアター」を観た。
BPhヨーロッパコンサート2022、ラトヴィア、リエパーヤでの開催。
https://zauberfloete.seesaa.net/article/202204article_6.html
曲目等は下記の通り。

○ヴァスクス:「ムジカ・ドロローサ」
○シルヴェストロフ/カラビッツ:「エレジー」
○ベリオ:「フォーク・ソングズ」*
○ヤナーチェク:「タラス・ブーリバ」
○シベリウス:交響詩「フィンランディア」
○メゾ・ソプラノ:エリーナ・ガランチャ*
○管弦楽:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
○指揮:キリル・ペトレンコ
○収録:2022年5月1日/グレート・アンバー・コンサートホール(ラトヴィア、リエパーヤ)

知っている曲は「フィンランディア」だけというコンサートだったが、予想に反して(?)最も感銘を受けたのは、
ベリオ:「フォークソングス」。
ガランチャの歌唱がとびきり優れていたことに加え、BPh各奏者の名演に因ることもあろうが、ベリオらしからぬ聴きやすい曲でひじょうに素晴らしかった。
ルチアーノ・ベリオ/Luciano Berio(1925~2003)は、私も知らなかったが本当に同時代の作曲家で、この曲は妻/声楽家キャシー・バーベリアンのために1964年に作曲(編曲)されたもの。
元々「メゾソプラノと7人の奏者*のための」と題されており、その後オーケストラのために編曲されたらしい。
アメリカ、フランス、イタリアなどさまざまな国のフォークミュージックや他の曲のアレンジで構成された連作歌曲。
*)フルート/ピッコロ、クラリネット、ハープ、ヴィオラ、チェロ、2パーカッション

とにかく、ガランチャの陰影ある歌唱はどの曲も ある意味哀しく、しかし生きる喜びも感じられる名演だった。
冒頭の清水のヴィオラ・ソロ、始めバルグレイのVnソロ、クヴァントとデレペレールのデュオ、先日入団が決まったばかりのジャコーのFl、ヴェーバーのピッコロ、フックスのClソロなどなど、オケもひじょうに素晴らしかった(声楽ソロに比べ、オケの録音レベルが低かったのがやや不満ではあった)。

「フィンランディア」。
ペトレンコがどんな「フィンラディア」を聴かせてくれるのかと期待したが、かなり力の入った名演だった。
表現は概してオーソドックスだったが、冒頭、弦楽合奏に入ってから 一節一節を強調することなく、長いフレーズで一気に歌わせるやり方は新鮮だったと思う。

BPhは、コンマス:バルグレイ、イトウ、清水、チェロはクヴァント&デレペレール、木管:ジャコー、ケリー、フックス、ダミアーノ、ホルン:エキストラ。

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